体験談 / 一病息災 Vol.88(2016年8月号)
腎臓病と共にイキイキと暮らす方々に、腎臓サポート協会理事長 松村満美子がインタビュー
(職業や治療法は、取材当時のものです)
(職業や治療法は、取材当時のものです)
- 移植
村上 穣 さん(むらかみ みのる:1979年生まれ)
7才で腎不全になり医師を志し腎臓内科医に。腎臓移植をしても悩みは深くなるばかりだったのが今、ようやく生きがいを見つけました
1979年生まれ、36歳。7才で腎臓病保存期となり食事療法などの治療を開始。病気を持っていることから医師を志し、東京慈恵会医科大学を卒業、現在は佐久総合病院に腎臓内科医として勤務。医師であり患者であることでさまざまな葛藤に苦しむが、現在は腎不全患者だからできる「移植の啓発」活動に携わることで生きがいを見出す。2007年に結婚。2人の男の子の父親でもある。
少しでも透析患者さんが移植を受けられる、そういった世の中にしていきたい
腎臓内科医の村上穣さんは子供のころから腎臓が悪く、それがもとで36年間の人生で何度か挫折や葛藤に苦しめられました。5年前にお母さまから提供を受け腎臓移植を受けてからは、医師という仕事と自分の病気との葛藤はより強くなりました。それが「移植の啓発」という生きがいを見つけ、今までのさまざまな悩みとやっと折り合いをつけることができたといいます。今が人生でいちばん幸せという村上さんを、佐久総合病院にお訪ねして話を伺いました。
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