体験談 / 一病息災 Vol.96(2017年12月号)
腎臓病と共にイキイキと暮らす方々に、腎臓サポート協会理事長 松村満美子がインタビュー
(職業や治療法は、取材当時のものです)
(職業や治療法は、取材当時のものです)
- HD
馬場 享 さん(ばば とおる:1946年生まれ)
今、困っている人のため、これから困る人のために患者会活動をすることは、将来の自分のためにもなるのです。
1946年11月生まれ。71才。東京で商社マンとして多忙な日々をすごしているときに腎臓病を指摘されるが放置。腎臓病が悪化したため故郷である新潟県長岡市に帰り転職。35才血液透析導入。全国に先駆けて患者会での通院送迎サービスのシステムを考案したことから全腎協の活動を開始。新潟県腎臓病患者の会会長を経て2016年全腎協会長に就任。
保障を受けるのが当然という気持ちでいてはダメ。
できることはやって患者も社会に貢献することが大切だと思います。
今井政敏前会長の後をうけ全腎協会長に就任して1年半の馬場享会長。透析を始めた35才のころは仕事も忙しく、自分でなんでもできたので、患者会には無関心でした。それが自分の病院で通院できない人が困っていると聞き送迎システムを考え、それをキッカケに患者会活動を始めるようになりました。その経緯から現在の透析治療が抱える問題点まで、東京の千石にある全腎協の事務局をお訪ねし、じっくり話しを伺いました。
PDFで記事を読む