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「日常生活」に関する検索結果
Q13
足のむくみに「リンパマッサージ」はどうでしょうか?
- タグ
- 日常生活
- 相談者
- 保存期患者、45歳、男性
- 相談内容
- 慢性腎不全で食事・薬物治療中です。
脚がむくんでくることがあるので、リンパマッサージや足裏マッサージをしようと思いますが、腎不全患者にはリンパマッサージなどは良くないとの話も聞きました。
実際にはどうなんでしょうか?
- 回答
- 腎不全患者に対する「リンパ管マッサージ」ですが、基本的には問題ないと考えられます。
「リンパ管マッサージ」は、細胞外液の求心路(手足などの末梢から上大静脈を経て最終的には心臓へ向かう通路)としてリンパ管を積極的に用いるためのマッサージ技術、と捉えられます。浮腫の軽減に有効であるケースもありましょう。
ただし、極端な水分過剰(=血管内の水分が極端に多いため心不全を起こす一歩手前の状態)が存在する場合、リンパ管マッサージを行うことによりうっ血性心不全を起こす可能性が(理論的には)存在します。リンパ管マッサージを実際に施行される前に、一度主治医に確認しておくのが宜しいと思われます。
Q12
腎臓に良い食品やサプリはありますか?
- 相談者
- 保存期患者、43歳、男性
- 相談内容
- 1年半前に慢性糸球体腎炎 IgA腎症と診断をうけました。現在、2~3ヶ月に1回の通院で尿・血液検査をするのみで、服用している薬はなく経過観察中です。尿蛋白が陽性、尿潜血が陽性~2陽性、クレアチニンは0.77、eGFR(腎機能)は88.3です。食事は特に規制されておりませんが、タンパク質を多少控え減塩を心がけるようにしています。慢性糸球体腎炎 IgA腎症患者は、どのような点を気をつけたらよいのでしょうか?また積極的にとったほうが良い食品やサプリメントなどはありますか?また逆に避けたほうが良い食品はありますか?どうぞ宜しくお願い致します。
- 回答
-
最初に、文面から拝察する限り、現在のように無治療で定期的に臨床検査を行なって追跡するのが、おそらく最良の方針で、我が国の大部分の腎臓専門医が同じように診療するものと思われます。
IgA腎症と診断されたのであれば、腎生検をお受けになったことでしょう。腎生検の結果、腎組織の変化が軽度で、また文面にはありませんでしたが、血圧が良好(腎臓内科的には120台/70台までを指す)であれば、上述のように現在の方針が妥当でしょう。(ただしもし、腎生検上の組織変化が軽くないとか、血圧が上記以上である場合には、状況が変わって参ります。)
生活上の注意点ですが、生活習慣などの中で、腎臓病によくないことがわかっているものはいろいろあります。具体的には、喫煙、過度の飲酒(日本酒およそ2.5合以上)、運動不足、肥満やメタボリックシンドローム、高血圧、糖尿病、脂質異常症(高脂血症)などは、腎臓病一般に対してよくないことがわかっています。まとめて言えば、当たり前のようですが、「体によくないことは、腎臓にも悪い」と言って良さそうです。
現状(尿蛋白が少なめで腎機能は正常、おそらく血圧正常)では特別にお勧めできる食事療法は無いものと思われ、現在実施されている「蛋白と塩分少なめ」はとても妥当なものと考えます。腎臓病の食事療法は、他のいろいろな病気に対する食事療法と同じく、「○○を食べていればよい」とか「××を食べなければよい」というような特定の食品はありません。バランスよく、太りすぎ・やせすぎを避けて、と言うくらいでしょうか。
また腎臓病、または慢性糸球体腎炎に有効であると証明されたサプリメントは、私の知る限りありません。
Q4
入浴は可能ですか。
- 回答
- 透析をした日は、入浴などで針を刺した部分を濡らさない方が良いでしょう。常に針を刺した部分の清潔を保つように心がけて下さい。
>>血液透析(HD)について、より詳しい情報はこちら
Q15
APDを導入しても旅行できるのでしょうか?
- 相談者
- 保存期患者、48歳、男性
- 相談内容
- 透析導入をすすめられていますが、定年までは夜間の腹膜透析APDを希望しています。APD導入後、旅行することはできるのでしょうか。
- 回答
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多くの腹膜透析患者さんが旅行や出張に出かけています。旅先に透析液や透析に必要なものを持参するか、前もって送っておき、現地で治療を行います。透析液の交換は、ホテルや旅館、駅・空港・パーキングエリア・遊園地などの救護室を借りても行えますので、事前に交換場所を調べておくと安心です。APDの場合には、車での旅行であれば、自宅の機械をもっていくことも可能ですし、場所によっては、事前に主治医を通じて旅行用の機械を借りる(有料)ことも出来るようです。また、旅行の間だけ、APDからCAPDに変更する方もいらっしゃいます。
旅先では、いつもと違う環境でのバッグ交換になりますので、腹膜炎にならないように、清潔にはくれぐらも気をつけて、旅行を楽しんでください。
Q26
高齢透析患者、夏の生活注意点をおしえてください
- 相談者
- 血液透析、74歳、男性(相談者:患者家族)
- 相談内容
- 74歳の父親。猛暑の時期、中水分制限(800cc以内)があると熱中症対策の一つである水分をこまめに取ることができないので、どうしたらいいのかと困っています。
- 回答
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夏の生活注意点ですが、透析をしている方は、一般の方のように、暑いからといって水分補給をこまめにするという訳にはいきません。そこで、先ず熱中症になる可能性のある日中の外出を極力避け、朝夕の涼しい時間帯を選び外出なさるようにしてください。
透析患者さんの場合は、余分な水分がそのまま体に蓄積すると大変なので、水分の取りすぎには、特に気をつける必要があります。
さらに健常者には、塩分の補給も大切ですが、透析患者さんは、決して塩分を取りすぎてはいけません。
透析をしている方は、健常者と同じように考えないほうが安全です。